お客様より多くのご要望をいただいておりました「VPCルータ」アプライアンスの仕様変更のご提案にお応えし、本日一部仕様変更を実施しました。

 
vpc-route-update

 
この仕様変更によりVPCルータの自由度がより高くなり、ご活用いただける範囲がさらに広がりました。変更した仕様は以下の通りです。

1. サイト間VPNの対向Prefix/ローカルPrefixに指定できるネットマスク長の範囲拡大

サイト間VPNの「対向Prefix」および「ローカルPrefix」に指定可能なネットワークのネットマスク範囲を拡大しました。

 
変更前: /8~/29 → 変更後: /8~/32

 

2. IKEのポート宛通信のフィルタ自動設定

L2TP/IPsec、およびサイト間VPN機能を使用しない場合、IKEのポート宛通信をフィルタするようにしました。これにより不要なポートがクローズされ、安全性が向上します。
※現在VPCルータが動作中の場合は、「反映」ボタンをクリックすることで本仕様が適用となります

 
これまで仕様の制約によりVPCルータの導入を行うことができなかったお客様も、ぜひこの機会にご検討ください。

 

アプライアンス機能のひとつとしてご好評いただいているVPCルータですが、プレミアムプランのサイト間VPN機能において、対向サイトとして設定可能な地点数を拡張しました。

 
vpc1

 
これまで対向サイトとして4地点設定可能でしたが、本日より20地点まで設定可能となりました。

 
また、今回のアップデートにより、プレミアムプランの新規作成画面で「ルータ+スイッチ」の作成も同時に行えるようになっています。

 
vpc2

 
※スタンダードプランは従来通り4地点までとなります
※機能についての詳細はサイト間VPN設定のページを参照ください。

 
この機会に、より柔軟な運用が可能となったVPCルータをぜひご活用ください。

 

各ゾーン内のスイッチを接続しゾーン間L2接続を可能とする「ブリッジ」について、これまでのスイッチ画面内に加え、ブリッジ画面でも接続先スイッチ設定が可能となりました。
 
今回の変更により、ブリッジ画面に「スイッチ」タブが新たに表示されるようになります。

 
bridge1a

 
このタブを選択すると接続中のスイッチが表示されるので、新たに接続する場合は右下の「接続」ボタンをクリックし、表示されるダイアログボックスで接続したいスイッチを選択します。
 
※接続中のスイッチがある場合は「切断」ボタンに変わります
※従来通りスイッチ画面でもブリッジ接続設定が可能です

 

アプライアンス「VPCルータ」において、Pre Shared Secretとして設定可能なキーの仕様を以下の通り変更しました。

旧仕様

・使用可能な文字種: アルファベット(大文字, 小文字)・数字・アンダースコア(_)
・最大文字長: 20文字

新仕様

・使用可能な文字種: アルファベット(大文字, 小文字)・数字・アンダースコア(_)
・最大文字長: 40文字

 
より安全性が向上し、他機器との相互運用性が高まったVPCルータをぜひご利用ください。

 

サーバ作成時に標準で搭載されるNICと、サーバ作成後に追加操作により搭載される2枚目以降のNICそれぞれが接続可能となる回線・機器の組み合わせについて、以下の通り仕様変更を実施します。

変更点の概要

追加NICの「ルータ+スイッチ」への接続ができなくなります。

 

現在の接続可能な組み合わせ

共有セグメント
ルータ+スイッチ
スイッチ
標準搭載NIC
(1枚目のNIC)
接続可能
接続可能
接続可能
追加NIC
(2枚目~10枚目のNIC)
接続不可
接続可能
接続可能

 

変更後の接続可能な組み合わせ

共有セグメント
ルータ+スイッチ
スイッチ
標準搭載NIC
(1枚目のNIC)
接続可能
接続可能
接続可能
追加NIC
(2枚目~10枚目のNIC)
接続不可
接続不可
接続可能

 
仕様変更後は、以下のような接続構成が設定できなくなります。

 
nic

 
仕様変更日は2014年11月4日となります。

 
※仕様変更日までに追加NIC⇔ルータ+スイッチに接続された回線については仕様変更後もそのままご利用いただけます。

 

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