サービスご利用事例「株式会社デジタルアドバンテージ様」│さくらインターネット

専用サーバ

株式会社デジタルアドバンテージ様

株式会社デジタルアドバンテージ様 サイトイメージ

ホスティングでWindowsサーバ!?利用者に利点を聞いた

国内ではWindowsサーバが借りられるサービスは多くありません。安価なところは品質もそれなりという声が多いわけですが、われわれはビジネスをしようとしているのでサーバが落ちたときに放置されたりしたら困ります。さくらの専用サーバは、CPUがIntel Core 2 Duo、メモリが2GB、ハードディスクが500GBで月額8800円というリーズナブルな価格でありながら、ネガティブな声がほとんど聞こえてきませんでした。

一刻も早く立ち上げたいので慣れたものが一番

―まず太陽生活ドットコムについて教えてください。

太陽生活ドットコムは太陽光発電システムの導入や活用を支援する専門情報サイトです。入門記事や解説、特集記事といった記事のほかに、自治体別の補助金が一覧できる検索サービスも提供しています。今後は太陽光発電を取り入れたら電気代がどう変わるかの導入シミュレータなども提供予定です。

もともと私はアスキーという会社で20年以上にわたってIT関連のメディアを作ってきました。エンジニアなどITのプロ向けのコンテンツ作りです。太陽生活ドットコムはわれわれにとってコンシューマー向けサービスの初めての試みです。

大学時代の同級生に、太陽光発電向けのウェハーを作っている友人がいるのですが、彼の仕事を何気なく手伝ったのがきっかけです。ウェハーの需要は数年前から拡大していて、とにかくすごい勢いで売れるんですね。作ったそば、いや作る前から売れていくような状態です。特にヨーロッパの一部の国では政策的に奨励されたこともあって、大規模な発電所がバンバン立ち上がりました。これはすごいな、と思いましたね。

環境問題が注目を集めるなか、日本でも補助金制度が始まったりして、太陽光発電の市場が伸びていくことが予想されています。それで、われわれが得意とする情報出版の分野で太陽光発電というテーマに特化するのはありじゃないかと考えたのです。

正直、こういうビジネスは早くスタートしたもの勝ちのところがあるので、一刻も早くサイトを立ち上げたかったんです。だから、自分たちが一番慣れているWindowsサーバというのは自然な選択でしたね。

デジタルアドバンテージ代表取締役社長 小川誉久氏

太陽生活ドットコム編集部編集長で、
デジタルアドバンテージ代表取締役社長の小川誉久氏

太陽光発電システムの導入や活用を支援する専門情報サイト、「太陽生活ドットコム」。
さくらインターネットの専用サーバ上で、Windowsサーバを使って運用している

―Windows系の技術情報サイトを運営されていますよね。

ええ、社内ではイントラもWindowsベースです。まったくトラブルがないと言ったら嘘になりますが、世に言われるほど不安定ということはないですし、使い慣れたわれわれからすれば、むしろ安心なんです。何かトラブルがあっても、どこを見ればいいか分かりますしね。Linuxに慣れた人はLinux、Windowsに慣れた人はWindowsということではないかと思います。

根拠もなく「Windowsは不安定だ」と決めつける人がいまだにいますが、それは間違いです。確かに、初期バージョンのWindows NT 3.1はとんでもなかった。でもバージョンが上がるたびに良くなっていって、Windows 2000くらいからはかなり安定的になりました。サイト立ち上げから2カ月以上が経過して、サービス監視もしていますが、3秒以上の応答遅延が発生したことは一度もありません。

OSSも利用できる幅広い選択肢

―安定性やパフォーマンスに差がないとしたら、なおさらライセンス料のかからないLinuxのほうが良いのでは?

われわれは太陽生活ドットコムというサービスを、小さく始めて大きく育てたいと思っています。そのとき、独自アプリケーションの開発が重要になってくるわけですけど、そこで.NET Frameworkが使えるのは強みです。Visual Studioは開発環境として強力、高機能ですし、.NETはランタイムのパフォーマンスもいい。Ruby、PHPもありますけど、本格的なアプリケーションを組むには.NETがベストだと思います。Javaと比較して今なお開発や進化が活発に進んでおり、将来の拡張やサポートも安心できます。進化が活発すぎて、いったいどのバージョンを使ったらいいんですか、という別の問題がありますけどね。

とは言いながら、この間スタートさせた掲示板サービスは実はPHPベースなんですけどね。UseBBというもので、DBシステムはMySQLです。理由は、.NETベースの手頃な掲示板システムが見つからなかったのと、レンタルサーバ上でSQL Serverを利用するには、追加のオプション料金が必要になり、コスト的に見合わなかったからです。

これは逆説的かもしれませんが、この辺もWindowsサーバのいいところですよね。WindowsベースでもPHPで普通にアプリケーションが作れますし、MySQLも動きます。Linuxでなければオープンソースのソフトウェアが使えないということはありません。マイクロソフトの言語やツールと、オープンソースの両方が使える。つまり、独自にアプリを作るとなれば開発に使える言語やソフトウェアの選択肢がWindowsサーバのほうが多いんですよ。

補助金の検索サービスを提供しているのですが、これは実はかんたんではありません。国、都道府県、市区町村というレベルで情報がバラバラなんです。しかも時期や場所よって補助金制度があったりなかったり、条件も違う。それを、太陽生活ドットコムでは1ページで一覧できるようにしてあります。自治体数はおよそ3000弱あるんですが、これを人手で毎日チェックして作業していたら大変なコストがかかります。これを独自アプリで自動化して、極めて低コストで最新データに更新しています。競合が現れても、かんたんにはまねできないでしょう。コンピュータの能力をコストダウンや差別化の源泉にする、これこそIT活用の原点だと思うわけです。こうしたアプリケーション開発の選択肢が豊富なプラットフォームがWindowsなのです。

開発プラットフォームとして考えると、マイクロソフト製品に加えてOSS製品も使うことができる
Windowsサーバは選択肢がより広いと言える

さくらインターネットを選んだワケ

―さくらインターネットの専用サーバホスティングでWindows Server 2003を借りてらっしゃるのですよね。さくらを選んだ理由は?

もともと国内ではWindowsサーバが借りられるサービスは多くありません。そんな中でも高額なサービスと比較的安いところに二分しています。安価なところは品質もそれなりという声が多いわけですが、われわれはビジネスをしようとしているのでサーバが落ちたときに放置されたりしたら困ります。だからサポート品質は重要でした。さくらの専用サーバは、CPUがIntel Core 2 Duo、メモリが2GB、ハードディスクが500GBで月額8800円というリーズナブルな価格でありながら、ネガティブな声がほとんど聞こえてきませんでした。

―では監視系が標準オプションに含まれているのもポイントだったのですか。

標準で24時間365日の有人監視や温度監視、PINGによる死活監視、電話連絡による無料のリブートサービスなどが提供されていて、「ほかに何がいるんですか?」という感じですよね。ネットワークが重いようなら、回線アップグレードオプションを利用すればいいやと思っていましたけど、今のところまったく不要ですね。標準提供の回線が10Mbpsの帯域共有ということで若干不安もあったのですが、実際に使ってみたところ、まったく不足を感じていません。実際にサイトにアクセスしていただけば分かりますが、非常に軽快です。もちろんいざとなれば回線オプションがあるというのも安心感が違います。10Mbps専有で月額約1万円。安いですよ。

標準サービスに含まれる機能やオプション料金など、ウェブページのメニューが非常に分かりやすいことも、さくらのサービスを評価した点です。探してみれば分かりますが、何がタダで何がタダじゃないか、それが分かりづらいサービスが多いんですよ。一番最初に見る基本情報ですらそうであれば、一事が万事この調子かなと思うじゃないですか。その点、さくらは分かりやすくて好感が持てます。何ができて何ができないか、いちばん知りたいことがちゃんと書いてある。

そうした部分を含め、今のところ、さくらのホスティングサービスには非常に満足しています。

さくらインターネットのサービス案内ページの一部。何が無料で何が有料オプションかなどが
分かりやすく整理されているというのは、サービス利用者にとって安心感がある
※この画面は掲載当時のものです。

―海外のサーバだと安いところもありますよね。クラウドサービスのAmazon EC2も上手に使えば実用になるのでは?

ええ、アメリカではB2CサイトをWindowsのホスティングサーバで構築する例も多いと聞いています。ただ、太平洋をまたぐのはちょっとつらいです。英語によるサポートも正直不安ですしね。

われわれもAmazon EC2は契約していますが、主にテスト用とバックアップ用ですね。当社の技術担当者が評価したところ、やはり太平洋をまたぐからかAmazon EC2とさくらのサーバとではスループットに大きな差が出るんです。アメリカ向けにサービスを作るなら分かりませんが、さくらは圧倒的にパフォーマンスが良かったんです。Amazon EC2はカード番号さえ入れればサーバが立てられるので、バックアップ用途にはいいのかもしれませんけど、日本向けサービスで本番サーバというのは考えづらいですね。太陽生活ドットコムは特にコンシューマーサービスなので、レスポンスは大切です。

―なるほど。国内のホスティングサービスでWindowsサーバを利用するということの意義はよく分かりました。さまざまな理由からWindowsサーバを外部のレンタルに置き換えたいと考える企業ユーザーがいるでしょうが、速度や安心感といった点で、さくらインターネットなら安心して任せられそうですね。本日はどうもありがとうございました。

本事例記事は、@IT「ホスティングでWindowsサーバ!?利用者に利点を聞いた」(2009年12月16日掲載)の転載です。

お客様プロフィール

株式会社デジタルアドバンテージ

住所 〒168-0074 東京都杉並区上高井戸3-2-23 ルリテラス高井戸2F
資本金 10,000,000円
従業員数 -
事業内容
  • インターネットを利用した情報出版、サービス提供
  • ソフトウェア開発
  • 受託コンテンツ制作
URL http://www.d-advantage.jp/
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