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2006年04月 アーカイブ

2006年04月02日

久しぶりのブログ

久しぶりのブログです。
最近、知り合いや社員からの「最近更新がないな」という指摘が増えてきたので、新年度でもありますし、一念発起して更新を再開することにしました。
ちなみに、先日の資産管理フェアーのアンケートでは、株主の方から「田中さんのブログは更新しないの」という指摘もあったそうで、うれしいやら申し訳ないやらです。

ちなみに、本当は4月1日から更新したらよかったのですが、エイプリルフールから始めると、冗談のように見えてしまうので、あえて4月2日からの更新です。;-)
一度更新をサボると、そのまま放置してしまうという悪い癖を直さないといけません。

2006年04月03日

新年度開始

今日から新年度の営業が開始しました。

昨年、念願だった上場を果たすこともでき、ひとつのマイルストーンを通過することができました。
しかしながら、それは同時に引き返すことのできない、次のステップに入ったことを意味します。

上場後、当社に大きく欠けていた開発の受託に対する部分を補うために、株式会社カイロスを子会社化するとともに、データセンターの収益源のひとつであるネットワークゲームコンテンツ拡充のためにイクスフェイズも子会社化しました。また、中国事業の更なるテコ入れのため、3月には中国国内におけるIT分野の合弁会社の営業免許を取得しました。
それに加え、地上デジタル時代のTVコンテンツ伝送に強いネクシオンの第三者割当増資に参加、本日ファイル暗号化に強みを持つチアルアンドアソシエイツにも資本参加しています。

これらを当社の事業分野ごとに分析するならば、ホスティング部分でのアプローチが、中国の展開およびチアルアンドアソシエイツへの出資であるといえます。
前者は、販路の拡大を目指しており、インターネット人口が2006年1月時点で1億2千万人のインターネット人口を抱え、おそらく現時点では日本の人口すら超えているであろうオンラインの数が、当社のような形態のレンタルサーバを提供する企業としては非常に魅力に映ります。
ちなみに、中国のインターネット/コンテンツ市場には参入障壁があり、外資がなかなか参入できません。たとえば、コンテンツの配信に当たってはICP免許が必要ですが、外資が50%を超えることはできず、すなわち必然的に合弁会社を作らなければならないということになります。
さらに、インターネットを利用した情報発信には中国政府も非常に敏感で、実績のない外資企業は免許を取得しにくく、且つ取得しても日本では考えられないコンテンツの内容管理は非常に特殊です。
当社の場合には2004年から、現地の会社を代理店として展開してきた実績があり、すでにデータセンターを中国国内に持ち、サーバの管理も自社で行い、自社の名前で販売できるという体制があります。さらに、その延長線上で2年もビジネスを共同で行った信頼できるパートナーと合弁会社を作れたということは、他社に対する一日の長があるといえるでしょう。
現状では、データセンターからサーバ、ウェブサイトをすべて自社管理できる日系ホスティング会社は中国になく、日系企業に対するアプローチとしても、むこう2年間は競争力を発揮できるものと思っています。
後者のチアルアンドアソシエイツについても、ホスティング分野におけるサービス拡充には重要なパートナーシップです。同社は、ファイルの保管システムを展開していますが、特徴的なことはコピーコントロールが完全に行えることです。ファイルはすべてデータセンター内のサーバに保管され、コンピュータ内には、そのファイルへのリンクが含まれるだけであり。実際に開く場合には、ExcelやWordなどに組み込まれたプラグインを通じてパスワードを入力した場合のみ開くことができます。さらに、プラグインをインストールしたマシンには固有のキーがサーバから配信され、別のパソコンではブロックすることも可能です。
もちろん、プラグインが無いアプリケーションでは開くことができないということが欠点ですが、ExcelやWordにテキストファイルなど、一般的なアプリケーションで開くことができれば、問題ないと思われます。
今後ホスティングも、ただのウェブサーバ/メールサーバでは無くなるでしょう。そういったフェーズで、上に載るソフトウェアの拡充は、今後も続けて生きたいと思います。

ネクシオンに対する出資については、映像関連での拡充が中心的となります。
当社はインターネットコンテンツを自社製作することは少ないですが、それらを配信するインフラネットワークとそこに流れるコンテンツ量は、膨大なものになります。ネクシオン自体も自社製作をメインにするのではなく、配信や交換をメインとしており、業界は違えどもポジション的には非常に近いものがあります。
最近は、コンテンツのレベルでテレビ局とIT業界が近づいて、結局失敗に終わっているわけですが、当社としてはそれより下の部分での連携を広げていくことにより、映像系への業務拡充を狙って生きたいと思っています。

ほか、DDOなどいろいろと、今後も本業を中心としつつも、ゆっくりしかし確実に事業の拡充を進めていきたいと思っています。
また、今年はさくらインターネットがホスティングを始めて10年となりますが、まだまだレンタルサーバ・専用サーバでやらなければならないことは山積みです。次の10年に向かって、企業体力がついた今こそサービスのグレードアップをサポート面でも品質面でも機能面でも、多面的に努力していきたいと考えており、今年度の大きな課題のひとつとなります。
本業の更なる安定化と、周辺分野への展開。今までよりも難しい舵取りとなりますが、優秀な人材も増え、確実に行っていけると確信しておりますので、今後ともご期待ください。

2006年04月26日

明天回国。

晩上好!

好久不見了。
現在,在上海的家。明天早上回国。
今天,与客戸一起去了吃飯;。

最近非常忙。但是,那个好吧。

再見。

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