
さくらウェブ オンラインマニュアル |
- Telnet / 動作不良プログラムの強制終了 |
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■ なぜこの作業が必要になるのか
CGIとして設置し、今まで問題無く動作していたものであっても、何かの拍子に誤作動してしまうことがあります。
誤作動を起こしてしまった実行プロセスは、実行したままサーバ上に残ってしまい、終了せずに
どんどん蓄積してしまいます。
さくらウェブのサーバは共有サーバですので、ユーザ毎にサーバの資源の量が決まっています。
これは、一人のお客様がサーバ資源を占有しないための配慮で、与えられた量を超えてしまいますと、
「CGI Excute BUSY」や「Service Temporarily Unavailable」の原因となってしまいます。
最近エラーが出やすい、またはエラーが出てアクセスできない、そんな時は不良プロセスがたまっているかもしれません。
以下ご紹介する方法でプログラムの強制終了の必要があります。
尚、どうしてもご自身でできない場合は、サポートセンターまでご依頼ください。弊社側で作業をさせていただきます。
■ 不良プロセスの強制終了
[解説部分]
緑字 … 入力コマンド
… Enter Keyを押す(決定する)
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- Telnetでログインを行ってください。ログインの仕方についてはこちらをご覧ください。
- まず、【現在サーバ上で動作しているプロセス】を確認します。
入力コマンドは 「 ps (スペース) -ux 」です。

コマンドを実行すると以下のように現在サーバで動作しているプロセスのレポートが表示されます。

表示されたレポートから動作不良を起こしているのプログラムを探します。
(あまりに大量に動作している、STARTEDの時間からかなり経過しているものなど)
レポートの例では、bbs.cgiというプログラムが大量に動作しており、これが問題となっているということがわかります。
【表示の見方】
・ USER |
… |
このプログラムを動かしているユーザ名です。 |
・ PID |
… |
プロセスID。このプロセスの識別番号です。 |
・ STARTED |
… |
このプログラムの実行開始時刻です。 |
・ TIME |
… |
このプログラムが動作している時間です。 |
・ COMMAND |
… |
動作しているプログラム名です。 |
- いよいよ動作プロセスを削除します。
「PID」に着目してください。これは「プロセスID」の略で、動作しているプログラムの識別番号です。
この番号を指定して動作プロセスを削除します。
「kill」コマンドの後に、スペース区切りでPIDを入力し、
Enter Key を押してください。

- もう一度「ps」コマンドを使用して、プロセスが
強制終了しているか確認します。
強制終了を行ったプロセスが表示されていなければ、作業は完了です。
- 「logout」もしくは「exit」と入力し、サーバからログアウトしてください。


Windows付属のTELNETを利用している場合は、切断時にウィンドウが表示されます。
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