メールの配信制限(POP before SMTP)について
バーチャルドメインサービスでは、メールシステムのセキュリティ対策の為、
メール送信制限(POP before SMTP)を導入しています。
バーチャルドメインのSMTP(送信)サーバを使用して送信する場合は、先に必ずメール受信操作によるPOP認証(メール受信操作)を行なう必要があります。(※)
(※ POP認証より20分以内にメールを送信する必要があります。時間を経過したり、
インターネット接続が切れてしまうと再度POP認証が必要となりますのでご注意ください。)
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メールの送信制限 - POP before SMTP - とは
さくらインターネットでは「POP before SMTP」というメール送信制限を行なっています。
これは、メールの送信前に受信(POP3)サーバによって、ユーザの認証を行い、許可されたユーザだけがメールの送信を行なう事ができる仕組みです。
このシステムにより送信者を特定し、発信元を偽ったSPAMメールの送信(第三者中継)をすべてシャットアウトする事が出来ます。
(メリット)
- お客様のメールアカウントの不正使用防止
- SPAMメールなどの不正なメール中継防止
- ブラックリストデータベース(不正中継ホストのリスト)への登録防止
(デメリット)
- 送信を行なう前に、POP認証(メール受信操作)を行なう必要がある
なぜPOP before SMTPによる制限を行なうの?
今まで一般的だった送信元アドレス(From)による配信制限だけでは、不正なメール中継の防止が難しくなったためです。
メールの送信制限を行なう方法は様々ですが、
さくらインターネットではインターネットに普及しつつあり、且つメールアプリケーションの機能に依存する事が少ない
「POP before SMTP」という方式を採用しています。
POP before SMTPを導入する事によって影響を受けるケース
「送受信」ボタンを押したときに先に送信操作を行なってしまうメールアプリケーションの場合、
「送受信」時にエラーメッセージが表示される場合があります。この場合は意識的に受信のみを行なっていただくなどの
配慮が必要となります。
良くある質問集
Q1. |
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メールソフトの「送受信」ボタンをクリックするとエラーが表示されます。 |
A1. |
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メールソフトによっては、「送受信」のボタンをクリックした場合、メール送信を先に行いますので、エラーメッセージが表示されます。
詳細に関しましては、オンラインマニュアルを参考にして頂くか、配布元へお問い合わせください。 |
Q2. |
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メールソフトの設定を変更する必要はありますか? |
A2. |
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基本的にはメール送信の前にPOP認証(メール受信操作)を行って頂ければ、設定を変更する必要はございません。
Becky!などPOP before SMTPに対応しているメールソフトの場合、受信操作を省略することが可能となります。 |
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