[更新: 2017年4月20日]
さくらのクラウドのRancherOS向けディスク修正機能に関する仕様解説ページです。
1. 概要
ディスクの修正機能は、サーバに接続するディスクの初期設定を行い、IPアドレスやログインアカウントのパスワードなどを設定、変更する機能です。本ページではRancherOS向けディスク修正機能の仕様について記載します。
対応OS
RancherOS の各バージョンにて動作確認を行っております。
※本機能は弊社提供のパブリックアーカイブに対して動作保証をしております。
2. ディスク修正機能で設定可能な項目
(1)IPアドレス
(2)サブネットマスク
(3)デフォルトゲートウェイ
(4)ホスト名
(5)公開鍵
(6)DNS設定
(7)スタートアップスクリプト
3. 仕様詳細
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ(ルータ+スイッチ/スイッチ接続時)
/var/lib/rancher/conf/cloud-config.d/interfaces.yml に cloud-config として設定されたファイルを配置します。
ホスト名
/var/lib/rancher/conf/cloud-config.d/hostname.yml に cloud-config として設定されたファイルを配置します。
パスワード・パスワードでのSSHログインの無効化
パスワードは設定できません。デフォルトユーザーの「rancher」として公開鍵認証でログインしてください。
公開鍵
/var/lib/rancher/conf/cloud-config.d/ssh_authorized_keys.yml に cloud-config として設定されたファイルを配置します。
DNS設定
/var/lib/rancher/conf/cloud-config.d/dns.yml に cloud-config として設定されたファイルを配置します。
スタートアップスクリプト
YAML_CLOUD_CONFIG のファイルは、/var/lib/rancher/conf/cloud-config.d/ に「”note_” + NoteのリソースID + “.yml”」という形式でファイルが作成されます。
※実行できるスタートアップスクリプトは「YAML_CLOUD_CONFIG」クラスのものになります。「SHELL」クラスのスタートアップスクリプトは実行できません。