共有SSLの注意点

対象サービス:スタンダート、プレミアム、ビジネス、ビジネスプロ、マネージド

共有SSLを有効にするとコンテンツに対して以下のような影響が考えられます。

ドメイン設定

追加ドメインの削除

「さくらのレンタルサーバ」で追加しているドメインを削除する際、共有SSL設定を無効化する必要があります。

マルチドメイン設定におけるパスの指定

マルチドメイン設定におけるパスの指定はできません。
具体的には http://example.com/  に対するアクセスの参照先を  /example とし、https://example.com/ に対するアクセスを
/example_ssl といった指定にはできないということを意味します。

独自SSLとの併用不可(さくらのレンタルサーバ ビジネスプロ のみ)

独自SSLを有効にしていると、証明書の検出時においてドメイン名が一致しないため、エラーとなります。

「さくらのブログ」と併用不可

共有SSLを「さくらのブログ」と併用することはできません。

wwwを付けた名称でのアクセス

共有SSLでのアクセスにwwwという名称を付けることはできません。

例:

https://SUBDOMAIN.sakura.ne.jp/ 問題ありません
https://secureNNN.sakura.ne.jp/EXAMPLE.com/ 問題ありません
https://www.SUBDOMAIN.sakura.ne.jp/ ウェブブラウザにて警告が出ます
https://secureNNN.sakura.ne.jp/www.EXAMPLE.com/ 「404 Not Found」となります

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ウェブブラウザの挙動

証明書の検出

共有SSL用に用意している証明書はGoDaddy,Inc.のものを使用しています。

InternetExplorerやMozilla/Firefox、Opera等のウェブブラウザにおける動作は確認していますが、製造年月日が古い携帯電話等
証明書がインストールされていないウェブブラウザからアクセスすると、証明書が検出できずエラーになることもあります。
アクセスする携帯電話端末が対応しているかどうかは、各提供元へお問い合わせください。

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ウェブサーバの挙動

SSLでのアクセス時において画像やファイルの読み込みが期待通りとならない原因は多々あります。
サポートへの問い合わせを行われる前に、単一の画像やHTMLへのアクセスを行うことによる再現性についてもご確認ください。

環境変数の取扱い

「さくらのレンタルサーバ」にて提供しているウェブサーバApacheは、 80番ポートを使用する(HTTP)ものと、443番ポートを
使用する(HTTPS)ものとの 2種類に分けられます。 また、後者についてはプロクシとして動作します。

一般的に、前者は「http://」、後者は「https://」という形式でアクセスしますが、 同じディレクトリへのアクセスであっても、
その際に呼び出されるウェブサーバ が異なると、CGIプログラムやウェブサーバが.htaccessなどのファイルを読み込む際、
挙動に違いが生じます。

例えば、HTTPとしてアクセスした場合はお手元のコンピュータが、 HTTPSとしてアクセスした場合は
サーバそのもの(sakura.ne.jpを含むホスト名) がアクセス元となります。このため、SSLのみのアクセス許可(HTTPアクセスの制限)や、
mod_rewriteによるURLの書き換えはできません。

ウェブコンテンツの絶対パス指定

絶対パスでリンクや画像などのリソースを指定していると、正しく表示されません。

ウェブコンテンツの混在

CSSや画像ファイルの指定をhttp://から始まる形式としていたり、YouTube等、他のウェブサイトのコンテンツを埋め込んでいると
ウェブブラウザが警告を発することもあります。

アクセス元の記録形式

共有SSLにおけるアクセス元は、ホスト名ではなくIPアドレスで記録されます。

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通信内容の取扱い

Cookieの破棄

共有SSLを有効にするとCookieも暗号化されるため、今まで設定されていたCookieが破棄されます。

同サーバ利用者によるデータの盗聴

共有SSLは、利用するドメインによって危険性が変わります。

独自ドメイン形式(https://secure***.sakura.ne.jp/******/)【非推奨】
CookieやHTTP認証、プラグインによる通信内容などの機密情報を悪意のある第三者が共有(盗聴)することが可能です。

初期ドメイン形式(https://******.sakura.ne.jp/)【推奨】
CookieやHTTP認証、プラグインによる通信などを第三者が盗聴することはできません。

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