インストールマニュアル(Movable Type)
MovableType5はブログを個人で手軽に立ち上げることのできるアプリケーションです。
またブログだけでなくウェブやファイル管理も行える、ウェブサイトとして管理できるコンテンツ管理システム(CMS)です。
Movable Type 5 を利用するには、MySQL が必要です。
当ページは手動でのインストール方法のご案内です。
さくらのレンタルサーバは独自機能により約2分でCMSを自動インストールすることも可能です。
詳しくはクイックインストールのページをご覧ください
※ライトプランでは「MySQL」を利用いただけないため、MovableType4までは「SQLite」での設定方法をご案内しておりましたが、 ソフトウェア配布元での「SQLite」 サポートが終了したため、「SQLite」を利用した設定方法から、「MySQL」を利用した設定方法へ変更しております。Movable Type 5を「SQLite」で利用することは推奨いたしておりません。ご了承ください。
前提条件
注意事項
- 本マニュアルはさくらのレンタルサーバサービスの参考資料として公開しているものです。
- 電話およびメールで Movable Type の運用に関するサポートは行っておりません。ウェブドキュメントや・書籍・マニュアルなどでお調べください。またソフトウェアに関する不具合につきましてはMovableType の配布元にご相談ください。
対応状況
- Required Modules(必要なモジュール):必要なモジュールはすべて利用できる状態です。
- Data Storage Modules(データベースモジュール):MySQL
利用想定
- ライセンス:個人ライセンス(無償)
- バージョン:MovableType 5.04
- アーカイブの形式:ZIP形式
インストール例
- ユーザ名:example
- 初期ドメイン名:example.sakura.ne.jp
- アプリケーションディレクトリ:/home/example/www/mt/
- ウェブサイトディレクトリ:/home/example/www/mt/example_web/
- ブログディレクトリ:/home/example/www/mt/example_web/example_blog/
- 管理画面のURL:http://example.sakura.ne.jp/mt/mt.cgi
- ウェブサイトの公開URL:http://example.sakura.ne.jp/mt/example_web/
- ブログの公開URL:http://example.sakura.ne.jp/mt/example_web/example_blog/
- 利用データベース種別:MySQL
※ 上記は本マニュアル中での例です。お客さまがインストールされる際は、お客さまの情報に置き換えてください。
注意事項
- サーバへの接続に用いるソフトウェアは、配布元が提供する最新安定版であることをご確認ください。
設定手順
Movable Type のダウンロード
公式サイトから Movable Type を手順に沿ってダウンロードしてください。
注意事項
- Movable Type には、ライセンス等さまざまな条件や制限があります。公式サイトをご確認くださいますようお願いします。
- ダウンロードしたファイルは、バージョンによって名前が異なります。このマニュアルでは MT-5_01-ja.zip でご紹介します。
公式サイトへアクセスし、『 個人ライセンス 』を押します。
ダウンロードサイト[ 協力:ECバイヤーズ(運営:ソフトバンク・テクノロジー株式会社) ] へアクセスします。
ライセンスの適用範囲や制限事項、利用規約などを確認した上で、メールアドレスを入力し、『 同意する 』を押します。
ダウンロード画面から、ダウンロードしたいバージョンのファイル名(MT-5_01-ja.zip)をクリックし、パッケージファイルをローカルに保存します。
ダウンロードしたパッケージの解凍
ダウンロードしたパッケージファイルは圧縮されています。圧縮されているファイルを解凍します。
解凍用ソフトをご利用のうえ、ダウンロードしたパッケージファイル(MT-5_01-ja.zip)を解凍してください。
※ +Lhaca などの解凍用ソフトが便利です。
パッケージファイルを解凍すると、Movable Type のファイルが展開されます。
アップロード先のフォルダを作成
Movable Type のデータをアップロードする「 mt 」フォルダを作成します。
ファイル転送ソフトを起動し、「 さくらのレンタルサーバ 」へ接続します。
注意事項
- アップロードするファイルは、展開したパッケージに含まれるすべてのファイルです。一度にたくさんのファイルをアップロードするため、FFFTP のようなファイル転送ソフトを利用することをお勧めします。
- 本マニュアルでは「 FFFTP 」を使用しております。設定方法については、こちらでご案内しております。お使いのFTPソフトの設定や詳細なご利用方法については、配布元やソフトウェアのマニュアルをご確認ください。
右側の画面の「 www 」フォルダを選択し、ダブルクリックします。
『 コマンド(C) 』-『 フォルダ作成(K) 』メニューを選択し、ダイアログを開きます。
フォルダ名「 mt 」を入力し、『 OK 』ボタンを押します。
右側の画面にmtというフォルダが作成されたことを確認してください。
Movable Type のアップロード
Movable Type のファイルをサーバにアップロードします。
バイナリ転送モードへ変更します。ツールアイコンの『 B 』をクリックしてください。
右側の画面には、[STEP 3]で作成した『 mt 』フォルダを選択し、ダブルクリックします。
左側の画面には、[STEP 2]で解凍した Movable Type のすべてのファイルを表示します。
Movable Type の全てのファイルを選択し、右側の画面へドラッグ&ドロップします。
ファイルの転送が始まります。少々お時間がかかりますので、完了するまで待ちます。
※ Movable Type は約3,200個強のファイルがあります。お客さまの回線状況によっては、アップロードに時間がかかる場合があります。すべてのアップロードが終わるまで、しばらくお待ちください。
属性の変更
CGIファイルの属性を変更し、実行可能にします。
右側の画面のファイルのうち、種類が「 cgi 」になっているものをすべて選択します。
タイトルバーの「 種類 」をクリックすると、種類別に並べ替えが可能です。また、コントロールキーを押しながら選択していくと、まとめてすべてを選択することができます。
『 コマンド(C) 』-『 属性の変更(A) 』メニューを選択し、ダイアログを開きます。
『 実行 』のチェックボックスをすべてチェックします。
右下の『 現在の属性 』が[ 755 ]もしくは、[ 705 ]になっているか、確認してください。
確認後、『 OK 』ボタンを押すと、属性が変更されます。
※ 設定ミスがあると、正常に動作しなくなる場合があります。
データベースの作成(MySQL)
MySQL を利用する場合は、データベースを作成する必要があります。
サーバコントロールパネルから、データベースを作成します。データベースの作成方法は、こちらでご案内しております。
データベースを作成すると、データベース情報が表示されます。
Movable Type のインストール
Movable Type へアクセスし、プログラムの設定を行ないます。
ブラウザから、Movable Type をインストールしたフォルダの「 mt.cgi 」へアクセスします。
- ※ ここでのURLは「 http://example.sakura.ne.jp/mt/mt.cgi 」となります。
- ※ 上記は本マニュアル中での例です。お客様がアクセスされる際は、お客様の情報に置き換えてアクセスしてください。
インストールウィザードが表示されます。
『 開始 』を押します。
システムのチェックを実施しました。特に問題はありませんので、そのまま『 次へ 』を押します。
「データベースの種類」で『 MySQLデータベース 』を選択します。
データベースの項目を記入し、『 接続テスト 』を押します。
注意事項
- MySQLのバージョンにより、データーベース名が形式が異なりますのでご注意ください。
- MySQL4.0 : 初期アカウント名
- MySQL5.1 : 初期アカウント名
- MySQL5.5 : 初期アカウント名_任意の文字列
- データベースサーバ
- データベース名
- ユーザー名
- パスワード:データベース作成時に、お客さまにて設定したデータベースパスワード
データベースの設定が完了しました。『 次へ 』を押します。
Movable Type から送信されるメールを設定します。『 Sendmail 』を選択します。
「Sendmailのパス」を変更する必要はありません。「テストメールが送られるメールアドレス」と「送信元メールアドレス」を記入し、『 テストメールを送信 』を押します。
テストメールが届いたかどうか、確認してください。
テストメールが届いていれば、『 次へ 』を押します。
Movable Type の基本設定が完了しました。『 次へ 』を押します。
Movable Type へログインするユーザアカウントを作成します。「ユーザ名」、「表示名」、「電子メール」、「使用言語」、「パスワード」、「パスワード確認」を入力し、『 次へ 』を押します。
Movable Type のウェブサイトを作成します。「ウェブサイト名」、「ウェブサイトURL」、「公開パス」、「テーマ」、「タイムゾーン」を入力し、『 インストール 』を押します。
注意事項
- 「ウェブサイト名」に記入すると、「ウェブサイトURL」「公開パス」へ自動的に文字列が記入されます。
- 自動的に「 www 」フォルダ直下に、ウェブサイト名のフォルダを作成します。
- 「 mt 」フォルダ内にウェブサイトを作成したい場合や、フォルダ名を希望のものに変更したい場合は、URLやパス、フォルダ名などをお客さまにて変更してください。
- このマニュアルでは、「 mt 」フォルダ内にウェブサイトを作成するため、「 mt 」フォルダ名を追加しています。
Movable Type がインストールされました。
Movable Type ウェブサイトの作成
[STEP 7]で作成したウェブサイトは、作成しただけでは閲覧することはできません。再構築をする必要があります。
Movable Type へログインします。[STEP 7]のインストール後に表示される『 Movable Type にサインイン 』を押します。
そのままサインインできない場合は、サインインの画面が表示されます。[STEP 7]で作成した「ユーザ名」と「パスワード」を入力し、『 サインイン 』を押します。
項目.1 にてそのままサインインできた場合は、本作業は必要ありません。
Movable Type の「ユーザダッシュボード」が開きます。
「ウェブサイト」に表示されている、ウェブサイト名をクリックします。
右上の『 サイトを再構築 』を押します。
別ウィンドウにて、「再構築」ウィンドウが開きます。『 再構築 』を押します。
再構築が完了しました。
『 サイトを見る 』から、ウェブサイトを確認してください。
ブログの作成
[STEP 8]まででは、まだブログは作成されていません。ブログを作成します。
ユーザダッシュボードの「ウェブサイト」から、『 新しいブログ 』を押します。
「ブログテーマ」「ブログ名」「ブログURL」「ブログパス」「タイムゾーン」「使用言語」を入力し、『 ブログの作成 』を押します。
注意事項
- 「ブログ名」に記入すると、「ブログURL」、「ブログパス」へ自動的に文字列が記入されます。
- [STEP 7]で作成したウェブサイトのフォルダ内に、ブログフォルダは作成されます。
- フォルダ名を希望のものに変更したい場合は、URLやパスをお客さまにて変更してください。
ブログの全般設定を確認し、右上の『 サイトを再構築 』を押します。
別ウィンドウにて、「再構築」ウィンドウが開きます。『 再構築 』を押します。
再構築が完了しました。
『 サイトを見る 』から、ブログを確認してください。
注意事項
本マニュアルは、Movable Type の基本的なインストールからウェブページならびに、ブログの作成までを解説しています。上記マニュアルでうまくいかない場合や、マニュアルに記載していない詳細設定などについては、弊社ではサポートしておりません。Movable Type の配布元へお問い合わせください。