トラブルシューティング
サーバに繋がらなくなってしまった
まずは、PINGコマンドでサーバの応答を確かめた後、SSHやTelnetでの接続が可能であれば、サーバにログインして、プロセス状況・サーバログ(/var/log/messages等)を確認ください。
SSHやTelnetでの接続が拒否されてしまう場合は、サーバを再起動(無料)する事で復旧する事があります。サポートセンターまでお気軽にお申し付け下さい。
PINGコマンド例
ping 192.168.0.*** (※お客様のIPアドレス)
参考資料
一部のサービスに繋がらなくなってしまった(HTTP、FTP等)
SSHやTelnetでの接続が可能であれば、サーバにログインして、プロセス状況・サーバログ(/var/log/messages等)を確認ください。
SSHやTelnetでの接続が拒否されてしまう場合は、サーバを再起動(無料)する事で復旧する事があります。サポートセンターまでお気軽にお申し付け下さい。
サービス名 | よくある原因 |
---|---|
ウェブサーバ(httpd) |
|
SMTPサーバ(smtp) |
|
POP3サーバ(pop3) |
|
FTPサーバ(ftp) |
|
TELNET・SSH |
|
全体的に接続が遅く感じる
最初に接続するときに遅い (一度接続したらレスポンスが早い)
DNS lookupが正常にできていない可能性があります。
「/etc/resolv.conf」 に書かれているネームサーバは正しいか、「/etc/host.conf」に書かれている検索順序は正しいかを確認してみてください。
負荷の高いプロセスが動いていないか確認する
「psコマンド」や「topコマンド」で負荷の高いサーバプロセスが動作していれば、強制終了する等対処が必要です。
参考資料
「netstatコマンド」でネットワークを出入りするデータの状態を見る
# netstat -i Name Mtu Network Address Ipkts Ierrs Opkts Oerrs Coll fxp0 1500 <Link#1> 00:e0:18:e0:39:21 503173 0 265694 0 23759 fxp0 1500 210.224.172 blog 329912 - 340303 - - lo0 16384 <Link#2> 80649 0 80649 0 0 lo0 16384 your-net localhost 5313 - 5313 - -
- ※ 上記はFreeBSDでの表示例
- ※ 「Coll」はコリジョン、「errs」はエラーとなったパケット数です。コリジョンの数を全てのパケットの数で割るとコリジョン率が出ます。これが1割を越えるとネットワーク的に重い状態と言えます。
参考資料
- FreeBSD日本語マニュアル:NETSTAT(1)
- Manpage of NETSTAT(linuxjm.sourceforge.jp):NETSTAT
ウェブページの表示が遅く感じる
server-statusを表示できるようにhttpd.confを設定し、リアルタイムでステータスを見る
server-status表示例
Total accesses: 7583448 - Total Traffic: 168.6 GB CPU Usage: u261.383 s298.844 cu1698.83 cs500.523 - .299% CPU load 8.22 requests/sec - 191.7 kB/second - 23.3 kB/request 92 requests currently being processed, 2 idle servers WKWWWKWWKWWKWWRRWKWWKWKRDWWWKWKKWKKWWKKWWKWWWWKKR_WWWLKKWWWWWDWW WWWWKDWW_KKWKWRWWWRWKKKKWWWK.................................... ................................................................ ................................................................ http://httpd.apache.org/docs/mod/mod_mime.html#sethandler Scoreboard Key: "_" Waiting for Connection, "S" Starting up, "R" Reading Request, "W" Sending Reply, "K" Keepalive (read), "D" DNS Lookup, "L" Logging, "G" Gracefully finishing, "." Open slot with no current process
例のように「W」「R」「K」などでスロットが埋まり、空きがない状態になると、いわゆる「空き順番待ち」の状態が発生しなかなかデータが送られてきません。
メモリやCPUに余裕があれば 「MaxClient」 の値を増やし、受け付けるスロットの数を増やすと、多少改善するかもしれません。
いずれも余裕がない場合は KeepAliveをOFFにし、無駄に接続を保たれないようにしてスロットの回転をよくします。D」が多い場合はDNS lookupに異常があるかもしれませんので、ネームサーバの設定を確認したり HostnameLookups をOFFにすると 多少改善する可能性があります。
参考資料
- Apache2系マニュアル(日本Apacheユーザ会):<Location> ディレクティブ
- Apache2系マニュアル(日本Apacheユーザ会):SetHandler ディレクティブ
- Apache1系マニュアル(日本Apacheユーザ会):<Location> ディレクティブ
- Apache1系マニュアル(日本Apacheユーザ会):SetHandler ディレクティブ
「uptimeコマンド」を実行し、サーバ負荷状態(ロードアベレージ)を見る
「load average:」とはの左から 1分、5分、10分平均のサーバ負荷状況です。
# uptime
13:12:23 up 39 days, 19:10, 1 user, load average: 1.27, 0.92, 1.11
※ load average:サーバの負荷を示す指標。CPU使用率。サーバの実行キューに溜まった仕事量をあらわしている。数値が1以下の場合、仕事が遅れることなく処理されていることを示す。3~でやや重、10を超えるとかなり負荷が掛かっている状態。