火曜日
NAT設定
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VPCルータのNAT機能の設定方法についての説明です。
1. NAT機能の概要
VPCルータでは、以下のNAT機能に対応しています。
・IPマスカレード(Forward NAT)
・ポートフォワーディング(Reverse NAT)
・スタティックNAT(1:1NAT)
※スタティックNATはプレミアムプランのみの機能となります
2. IPマスカレード(Forward NAT)
IPマスカレードは、プライベートアドレスが付与されたサーバからのインターネット向け通信を実現する機能です。
スタンダードプランではグローバルインターフェースに割り当てられたIPアドレスに、プレミアムプランではグローバルインターフェースに設定した仮想IPアドレスにアドレス変換されます。
なお、この機能はVPCルータの起動と同時にデフォルトで動作する状態となります。
コントロールパネルでの設定項目は特にありません。また、機能を停止することはできません。
3. ポートフォワーディング(Reverse NAT)
ポートフォワーディングは、VPCルータのグローバルIPアドレスの特定のポートに着信した通信を、プライベートアドレスが付与されたサーバの特定のポートに転送する機能です。
設定したいVPCルータの設定画面より、「NAT」タブ→「ポートフォワーディング」タブを選択します。設定されているスタティックNATのリストが表示されるので、新たに追加する場合は「追加」ボタンをクリックします。
ポートフォワーディング追加設定画面が表示されるので、各設定項目に情報を入力します。
ポートフォワーディング対象パケットのプロトコルをTCPまたはUDPから選択 | |
ポートフォワーディング対象パケットのグローバルネットワーク側ポート番号を、1〜65535の範囲の整数で入力 | |
プライベートネットワーク(VPCネットワーク)側のIPアドレスを入力 | |
プライベートネットワーク(VPCネットワーク)側のポート番号を、1〜65535の範囲の整数で入力 |
※いずれも入力必須項目となります
設定が完了するとリストに追加されます。作成済みのエントリはリスト右側の鉛筆アイコンで編集、削除アイコンで消去が行えます。
※ポートフォワーディング設定の追加・変更・削除を行った場合、「反映」ボタンをクリックしVPCルータ側への設定反映が必要となります(VPCルータが起動状態の場合でも、電源をシャットダウンすることなく「反映」ボタンのクリックで設定が反映されます)。
4. スタティックNAT(1:1NAT) [プレミアムプランのみ]
※本機能はプレミアムプランのみでご利用になれます
スタティックNATは、グローバルインターフェースのIPエイリアスとして設定したグローバルIPアドレスに着信した通信を、指定したプライベートIPアドレスのサーバに転送する機能です。
また、指定したプライベートIPアドレスからのインターネット向け通信のソースIPアドレスを、指定したグローバルIPアドレスに変換します。
設定したいVPCルータの設定画面より、「NAT」タブ→「スタティックNAT」タブを選択します。設定されているスタティックNATのリストが表示されるので、新たに追加する場合は「追加」ボタンをクリックします。
スタティックNAT追加設定画面が表示されるので、各設定項目に情報を入力します。
スタティックNAT対象となるグローバルネットワーク側IPアドレスをIPアドレスエイリアスから選択(*1) | |
スタティックNAT対象となるプライベートネットワーク(VPCネットワーク)側IPアドレスを入力 |
※いずれも入力必須項目となります
*1 IPアドレスエイリアス設定についてはインターフェース設定の「3. グローバルネットワーク側インターフェースの設定」を参照してください
設定が完了するとリストに追加されます。作成済みのエントリはリスト右側の鉛筆アイコンで編集、削除アイコンで消去が行えます。
※スタティックNAT設定の追加・変更・削除を行った場合、「反映」ボタンをクリックしVPCルータ側への設定反映が必要となります(VPCルータが起動状態の場合でも、電源をシャットダウンすることなく「反映」ボタンのクリックで設定が反映されます)。