火曜日
DHCP設定
VPCルータ > DHCP設定
VPCルータのDHCP機能の設定方法についての説明です。
1. DHCP機能の概要
DHCP機能は、プライベート側(VPCネットワーク側)のサーバにDHCPプロトコルを使用して自動的にネットワーク設定を行うことができる機能です。
VPCルータではプライベートインターフェースごとにDHCPサーバを動作させることができます。また、スタティックマッピング機能を利用することにより、特定のMACアドレスのサーバに固定的にIPアドレスを割り当てることが可能です。
2. DHCPサーバの有効化
設定したいVPCルータの設定画面より、「DHCP」タブ→「DHCPサーバ」タブを選択します。DHCPサーバが有効化されているインターフェースの一覧が表示されるので、新たにDHCPサーバを有効化したいインターフェースを追加する場合は「追加」ボタンをクリックします。
DHCPサーバ設定画面が表示されるので、各設定項目に情報を入力します。
DHCPサーバを有効化したいプライベートネットワーク側(VPCネットワーク側)インターフェースを選択 | |
DHCPサーバが割り当てるIPアドレス範囲の開始IPアドレスを入力 | |
DHCPサーバが割り当てるIPアドレス範囲の終了IPアドレスを入力 |
※いずれも入力必須項目となります
設定が完了するとリストに追加されます。作成済みのエントリはリスト右側の鉛筆アイコンで編集、削除アイコンで消去が行えます。
※DHCPサーバ設定の追加・変更・削除を行った場合、「反映」ボタンをクリックしVPCルータ側への設定反映が必要となります(VPCルータが起動状態の場合でも、電源をシャットダウンすることなく「反映」ボタンのクリックで設定が反映されます)。
3. スタティックマッピング設定
設定したいVPCルータの設定画面より、「DHCP」タブ→「スタティック割当」タブを選択します。DHCPサーバが有効化されているインターフェースの一覧が表示されるので、新たにDHCPサーバを有効化したいインターフェースを追加する場合は「追加」ボタンをクリックします。
スタティック割当画面が表示されるので、各設定項目に情報を入力します。
スタティックマッピング対象となる仮想サーバのMACアドレス | |
「MACアドレス」欄で指定した仮想サーバに割り当てるIPアドレス |
※いずれも入力必須項目となります
※DHCPサーバが有効化されているすべてのインターフェースで共通の設定となります
※最大100エントリまで設定が可能です
設定が完了するとリストに追加されます。作成済みのエントリはリスト右側の鉛筆アイコンで編集、削除アイコンで消去が行えます。
※DHCPサーバ設定の追加・変更・削除を行った場合、「反映」ボタンをクリックしVPCルータ側への設定反映が必要となります(VPCルータが起動状態の場合でも、電源をシャットダウンすることなく「反映」ボタンのクリックで設定が反映されます)。
[参考] サーバ側の設定方法
参考情報として、CentOS系のOSでDHCPサーバからのネットワーク設定を行う方法は以下の通りです。
1. ネットワーク設定ファイルを編集
DHCPからのネットワーク設定を行いたいインターフェースのネットワーク設定ファイルを編集し、DHCPからネットワーク情報を取得するようにします。
eth0インタフェースの場合は/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0ファイルを以下のように編集します。
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
2. ネットワークサービスを再起動
ネットワークサービスを再起動し、DHCPサーバからネットワーク情報を取得します。
# service network restart
※これまでのネットワーク設定が変更されるため、SSHなどで接続している場合は接続ができなくなる場合があります