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特殊タグ一覧
[更新: 2014年1月21日]
サーバに付与することで特殊な機能が使用できるタグの一覧と使用方法です。
特殊タグの一覧
現在使用可能な特殊タグは以下のとおりです。
@group | サーバをグループ化し起動ホストを分離します |
@auto-reboot | サーバ停止時に自動起動します |
@keyboard-us | リモートスクリーン画面でUSキーボード入力します |
@boot-cdrom @boot-network |
優先ブートデバイスをCD-ROM / PXE bootに設定します |
@virtio-net-pci | サーバの仮想NICをvirtio-netに変更します |
@group
サーバをグループ化し、各サーバの起動先ホスト(お客様の仮想サーバを起動するハイパーバイザを持つ実サーバ)を分散させます。異なるグループ名のタグが付与されたサーバは、それぞれが別のホストで起動されます。冗長構成を取るサーバの起動先ホストを分けたい場合などに活用できます。
@groupタグ機能では、下記の4種類のタグのうち1つのタグを設定することで、サーバがグループ化されます。
・@group=a
・@group=b
・@group=c
・@group=d
※1台のサーバに複数の@groupタグを同時に設定した場合、そのサーバへの@groupタグ機能は無効となります。
※同一アカウント内でのグループ化となるため、他アカウントで指定される@groupタグは相互に影響しません。
※同一グループのサーバを起動した場合に同一のホストで起動する機能はありません。
@auto-reboot
このタグが付与されたサーバが停止した場合、数分以内に自動的にサーバを起動しなおします。コントロールパネルやAPIで停止操作が行われたサーバに対しては自動起動はされません。
※サーバ内でのシャットダウンコマンドによるサーバ停止の場合も自動起動の対象となります。
※ISOイメージが挿入された場合、自動起動された際にディスク側のOSが起動しない場合があります。
@keyboard-us
リモートスクリーン使用時にUSキーボード配列での文字入力が行われます。サーバ側のキーボード設定との不整合によりうまく文字が入力できない場合などに使用します。
※リモートスクリーンでのUSキーボード配列入力を行う場合、サーバ側のキーマップ設定の変更が必要となる場合があります。CentOS6系の場合は/etc/sysconfig/keyboardファイルを以下のように記述します。
KEYTABLE="us" MODEL="pc105+inet" LAYOUT="us" KEYBOARDTYPE="pc"
設定後、サーバの再起動によりキーマップ設定が反映されます。タグ付与と共に必要に応じて設定を行ってください。
@boot-cdrom / @boot-network
サーバに接続されたデバイスのブート優先順位を指定できます。それぞれのタグを付与することで以下のような動作となります。
@boot-cdrom | サーバに接続された仮想CD-ROMドライブを優先して起動します。 (サーバにISOイメージディスクを挿入すると自動的に仮想CD-ROMドライブが取り付けられた状態になります) |
---|---|
@boot-network | サーバの仮想NICのPXE boot機能から優先して起動します。 |
※両方のタグは同時に指定しないでください。起動順序が不明確になる場合があります。
@virtio-net-pci
サーバの仮想NICを、デフォルトのIntel PRO/1000からvirtio-netに変更します。サーバでvirtio-netに対応したOSを使用する場合、ネットワークパフォーマンスの改善やCPU負荷の軽減などの効果が期待できます。
参考: タグの使用方法
●既存のサーバへの設定
サーバ一覧画面より設定対象のサーバをダブルクリックし、サーバ情報画面を表示します。この画面の右下の「編集」ボタンをクリックし、サーバ情報変更ダイアログボックスを表示します。
「タグ」入力欄に設定したいタグを記入し、欄右側の「+」ボタンのクリック、またはEnterキーを入力します。タグが下の欄に追加された事を確認し、「更新」ボタンをクリックして確定します。
※追加したタグを有効化する場合、シャットダウンコマンドなどで一旦停止状態にしてから再度起動してください。リブートコマンドによる再起動では有効になりません。
●新規に作成するサーバへの設定
サーバ作成画面の「情報」タブ内でタグを追加します。タグは初回の起動時より有効になります。
●タグの削除方法
サーバに設定したタグは、サーバ情報編集画面を開き、追加済みのタグ右側の「×」アイコンをクリックすることで削除できます。タグ一覧から消去されたことを確認後、右下の「更新」ボタンをクリックし、変更を確定します。
※設定済みのタグを無効化する場合、シャットダウンコマンドなどで一旦停止状態にしてから再度起動してください。リブートコマンドによる再起動では無効となりません。