木曜日
Sandbox(テスト用ゾーン)
[更新: 2015年1月22日]
テスト用ゾーン「Sandbox」についての説明です。
1. 概要
Sandboxゾーンは、さくらのクラウドの操作テスト用としてご利用いただけるゾーンです。
このゾーンでは、既存のサービス用ゾーンとほぼ同様の環境で、コントロールパネルでの操作やAPI経由での制御などを課金されることなくお試しいただくことが可能です。
また、サービス用ゾーンとは独立したゾーンとなりますので、すでにご利用中の本番環境に影響を及ぼすことなくご利用いただけます。
Sandboxゾーンでは
・さくらのクラウドを本格利用する前にコントロールパネルやAPIの機能を確認したい
・組織内の他担当者に操作方法をレクチャーしたい
・大量のリソースをAPI経由で作成するスクリプトを事前に動作確認したい
といった場合などに活用できます。
※SandboxゾーンではコントロールパネルやAPIでの操作テストのための環境となるため、サーバやディスクの性能テストや、作成したサーバへのログインはできません。
2. Sandboxゾーンへの切り替え方法
操作対象をSandboxゾーンに切り替える場合、以下の手順で操作してください。
コントロールパネル
1. 左上のゾーン切替メニューから「Sandbox」を選択するとSandboxゾーンに切り替わります。
2. Sandboxゾーンでは左上のゾーン切替メニューの部分が黄色になります。
API
SandboxのAPI URLは以下のとおりです。
https://secure.sakura.ad.jp/cloud/zone/tk1v/api/cloud/1.1/ |
※APIに関する詳しい利用方法についてはAPIドキュメントを参照ください。
Sacloud CLI
Sacloud CLIでは、以下のコマンドにより事前にAPI RootをSandboxのものに設定する必要があります。
$ sacloud config -apiRoot=”https://secure.sakura.ad.jp/cloud/zone/tk1v/api/cloud/1.1/” |
3. サービス用ゾーンとの相違点
サービス用のゾーンとの相違点は以下の通りです。
■ 使用できない機能
Sandboxゾーンでは、以下の機能が使用できません。
アーカイブ・ISOイメージへのアップロード
「アーカイブ」や「ISOイメージ」の各ディスクは作成できますが、FTPSでのディスクイメージのアップロードは行えません(作成完了後にFTPS接続情報が表示されますが実際には接続することはできません)。
さくらのVPS・サービス用ゾーンからアーカイブへのコピー
さくらのVPSからのマイグレーションや、Sandbox外のゾーンをソースとしたアーカイブコピーは行えません。
サーバコンソールへのVNC接続・モニタ画面表示
サーバ作成はできますが、サーバコンソールへのVNC接続やモニタ画面からのコンソール画面の表示・操作は行えません。
インターネット側へのネットワーク接続
サーバのほか、スイッチ・ルータなどのすべての機器でインターネットへの接続は行えません。
ブリッジ接続
「ブリッジ接続」は作成することができません。
■ 動作の異なる部分
以下の部分で、サービス用のゾーンと動作が異なります。
パブリックアーカイブ・パブリックISOイメージ
選択可能なパブリックアーカイブ・パブリックISOイメージは、サービス用ゾーンで公開されているうちの一部のみとなります。
アーカイブ・ISOイメージのFTP操作
FTPSでのアップロードは行えませんが、常にファイルが存在するものとみなされるため、「FTPを開始」と「FTPを完了」のボタン操作が常時可能です。
アクティビティ
アクティビティは表示されません。グラフの表示期間・スケール変更などの操作はできますが、グラフは数値が空の状態で表示されます。
課金
料金表などでサービス用ゾーンと同様の表示がされますが、Sandbox内で作成したすべてのリソースは実際には課金されません。
@groupタグ
サーバの起動ホストを分離できる特殊タグの「@group」は、Sandbox内では収容ホスト名は同一名称で表示されます。
@groupタグの利用については特殊タグのページを参照ください。
■ その他
・大量にリソースが作成された場合など、Sandboxの動作に影響を及ぼすと判断される場合は弊社側にて予告なく削除する場合があります。