これまで「さくらのクラウド」ではディスクの接続方式として完全仮想化によるIDE デバイスをご利用いただいておりましたが、本日よりIDEに加えて準仮想化によるvirtioでのご利用が可能となりました。
 
※ 使用されるOSによってはドライバを別途インストールする必要がございます。
 
IDE ではデバイスの仕様上ディスクに対して同時に複数の I/O を発行することができませんでしたが、virtioではそれが可能になります。
 
virtioを利用することにより、具体的に性能の向上が確認できるケースとしては、ランダムリードがあげられます。
 
ディスクからの読み込みはシーク待ちおよび回転待ちが発生し応答までに数ミリ秒の時間がかかります。シーク時間はシーク範囲によって異なりますが、仮に 5ms とした場合、並列でI/Oを出せない IDE では 200 IOPS が限界となります。
 
virtio の場合は並列でI/Oを出すことができるため、ストレージの混雑状況にも依存しますが、並列度に応じて性能が向上します。
 
以下は複数スレッドでのランダムリードの比較結果です。

 

※ 混雑状況によっては、こちらの数値とならない場合がございます。

 

[virtioの対応方法について]

新しくサーバを作成される場合は、サーバ作成時に「接続タイプ」の項目で「virtio」を選択してください。

 
ディスクから作成する場合は、ディスク作成時の「接続タイプ」の項目で、接続タイプを「virtio」に選択してください。
 

 
 既に作成したサーバを「virtio」に対応させるためには、一度サーバを停止していただきディスクを取り外していただき、その後ディスクの「編集」画面で「接続タイプ」
を「virtio」を選択してください。

本日「さくらのクラウド」で利用できるISOイメージを追加いたしました。追加した ISO イメージは下記の通りです。


Ubuntu Server 12.10              (64bit)
Debian GNU/kFreeBSD wheezy beta3 (64bit)
Debian GNU/Linux wheezy beta3    (64bit)
 

また、下記の ISO イメージについては提供を終了させていただいております。


Debian GNU/Linux wheezy Beta2   (64bit)

本日「さくらのクラウド」で利用できるISOイメージを追加いたしました。
追加した ISO イメージは下記の通りです。

・CentOS 6.3                         (32bit/64bit)
・Scientific Linux 6.3               (32bit/64bit)
・Fedora 17                          (32bit/64bit)
・Ubuntu 12.04.1                     (64bit)
・Debian GNU/Linux 6.0.6             (64bit)
・Debian GNU/kFreeBSD 6.0.6          (64bit)
・Debian GNU/Linux wheezy Beta2      (64bit)
・FreeBSD 8.3-RELEASE                (32bit/64bit)
・OpenIndiana Build 151a5            (32bit/64bit)
・Illumian 1.0                       (32bit/64bit)
・Vyatta Core 6.4                    (64bit)
・pfSense2.0.1                       (64bit)
・Parted Magic

また、下記の ISO イメージについては提供を終了させていただいております。
・CentOS 5.6 / 5.7 / 6.0 / 6.2       (32bit/64bit)
・Fedora 15 / 16                     (32bit/64bit)
・FreeBSD 8.2-RELEASE                (32bit/64bit)
・Debian 6.0.2 / 6.0.5               (32bit/64bit)
・Ubuntu 10.04 / 11.04 / 12.04       (32bit/64bit)
・Gentoo 20111011 / 20111013 /
         20120306 / 20120517         (32bit/64bit)

「さくらのクラウド」では、本日より「パブリックアーカイブ」機能を提供いたします。
 
「パブリックアーカイブ」機能はOSのプリセット集となります。こちらを利用することで、すぐにサーバの作成が可能となります。
 
以前より「さくらのクラウド」では、OSのプリセット集である「パブリックテンプレート」機能を提供しておりましたが「パブリックアーカイブ」は、現在提供しているストレージ用にチューニングをしており、より安定してサーバの作成が行えます。
 
「パブリックアーカイブ」で提供するOSは下記の通りです。

・CentOS 5.7/5.8/6.2 (32bit/64bit)
・Ubuntu 10.04(32bit/64bit)
・Scientific Linux 6.1/6.2(32bit/64bit)
・FreeBSD 8.2/9.0(32bit/64bit)
・Debian 6.0.5(32bit/64bit)
・Ubuntu 12.04(32bit/64bit)
・Vyatta 6.3(64bit、6rd対応)

 
※ パブリックテンプレートにて提供中のOSを揃えております。
※ なお、2012年11月中にOSのアップデートを予定しております。
 
「パブリックアーカイブ」は、サーバ/ディスク作成時に「アーカイブ」の項目を選択することで、利用可能です。
 
なお、「パブリックテンプレート」は10月31日11月5日をもちまして廃止させていただきます。今後は「パブリックテンプレート」では無く「パブリックアーカイブ」の利用を推奨いたします。

 「旧ストレージ」から「新ストレージ」の移行方法についてご案内いたします。「旧ストレージ」は、安定動作の保証をいたしかねますため、「新ストレージ」への移行を強く推奨しております。大変お手数をおかけしますが、以下の手順によりお客様にて移行作業をお願いします。
 
 「旧ストレージ」から「新ストレージ」への移行については、旧ストレージのディスクの「スナップショット」を作成し、そのスナップショットから新ストレージにコピーする方法がもっとも簡単です。本エントリでは、その移行方法について解説をいたします。
 
(1)「さくらのクラウド」のコントロールパネルにログインし、メニュー上部の「ディスク」をクリックします。
 

 

(2)ディスク一覧が表示されます。「新ストレージ」に移転したいディスクを確認し「プラン」の項目が「旧ストレージ」になっている事を確認します。
 

 

(3)移転したい「旧ストレージ」を選択し、画面上部の「編集」をクリックしてください。
 

 

(4)選択したディスクの詳細な画面が表示されます。この画面で右上のメニューにある「コピー」を選択してください。
 

 

(5)「コピー先を選択してください」という表示が現れます。ここで「スナップショット」を選択してください。
 

 

(6)作成するスナップショットの名前を設定いたします。「名前」と「説明」を入力して「作成」をクリックしてください。
 

 

(7)スナップショット作成画面が表示されます。しばらく待つと完了画面が表示されます。完了画面が表示されましたら「完了」ボタンをクリックしてください。
 
 

これでスナップショットの作成は完了です。次に作成したスナップショットから新ストレージにコピーします。

 

(8)コントロールパネルから上部のメニューから「ディスク」をクリックします。
 

(9)メニュー右にある「新規ディスク」をクリックしてください。
 

 

(10)新規ディスクの作成時に「ソース」から「スナップショット」を選択し「選択」の項目から先ほど作成したスナップショットを選択、その後ディスクの名前を入力し、右下の「作成」ボタンをクリックします。
 

 

(11)作成ボタンをクリックすると「操作確認」画面が表示されます。こちらの画面から右下の「作成」ボタンをクリックしてください。
 

 

(12) 新規ディスクの作成画面が表示されます。作成が完了したら「完了」ボタンをクリックしてください。
 

 

(13)これで旧ディスクから新ディスクに移行は完了です。作成したディスクのプランが「ディスク」になっているか確認をしてください。作成したディスクは、動作させたいサーバに接続すればそのままご利用できます。

 
ディスク単体を作成するだけでなく、サーバ作成時についてもソースから「スナップショット」を選択することで、旧ストレージの内容を新ストレージに移行できます

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