Ubuntu / Debian パーティション設定手順

さくらの専用サーバ Ubuntu / Debian のパーティション設定方法の説明です。

パーティション設定作業

STEP 1パーティションインストールの開始

1パーティション指定有りにしてOSインストールを開始します。

STEP 2リモートコンソールの立ち上げ

1OSインストールを開始後、リモートコンソールを立ち上げ、パーティション設定画面が表示されるのを待ちます。

コントロールパネル

STEP 3パーティション設定方法の選択

1パーティション設定画面にて、「 Manual 」を選択し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

STEP 4古いパーティションの削除

OSインストール先のディスクパーティション情報が表示された場合は削除します。

1OSインストール先のディスクパーティションを選択し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

2「 Delete the partition 」を選択し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

3この作業を繰り返し、OSインストール先のディスクすべてのパーティションを削除します。

4OSインストール先のディスク全体が空き領域になっていることを確認します。

コントロールパネル

STEP 5パーティションの設定

1ディスクの空き領域が確保し、パーティションを設定します。

コントロールパネル

2空き領域を選択し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

3「 Create a new partition 」を選択し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

4パーティションサイズを入力し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

※ パーティション割りが4つ以下の場合はPrimaryを、4つ以上の場合は3つ目までをPrimary、残りにLogicalを選択します。
※ パーティション割りが5つ以上の場合は/、/boot(ある場合)を必ずPrimaryにしてください。
※ 2TB以上のディスクアレイではこの項目は表示されません。

5パーティションの割り当て位置に「 Beginning 」を選択し、エンターをクリックします。

コントロールパネル

6パーティションの詳細設定を行います。
設定項目の詳細はパーティション指定項目を参照ください。

コントロールパネル

7設定を確認し、問題なければ「 Done setting up the partition 」を選択します。

コントロールパネル

8パーティション割り当て作業を繰り返し、すべてのパーティションを設定します。

パーティション指定項目

項目 設定内容 備考
Use as ファイルシステムの選択
Mount point マウントポイントの指定 /、 /var、 /usr、 等割り当てるディレクトリを入力します。
Mount options マウント時のオプションの指定
Label ディスクラベルの指定
Reserved blocks root用の予約領域の指定
Typical usage ファイルシステムの使用方法の指定
Bootable flag 起動フラグを設定の有無 /boot(/bootがなければ/)では必ず「 on 」にしてください。

パーティションの分割について

  • Mount Point に /root、 /mnt、 /dev、 /proc、/sys、 といったパーティションを設定できません。
  • /root 1Gや /dev/shm 10Gといったパーティション分割はできません。

swap領域について

パーティションの中にはかならずswap領域を作成する必要があります。
swap領域を作成しない場合、サーバの動作が不安定になり、サーバがフリーズするなどの不具合が発生します。

2TB以上のディスクアレイにインストールする場合

2TB以上のディスクアレイにインストールする場合は始めにReserved BIOS boot area、/bootパーティションを設定してください。

Reserved BIOS boot area、/boot 設定手順

1 ディスクの空き領域を選択します。

コントロールパネル

2 「 Create a new partition 」を選択します。

コントロールパネル

3 割り当て容量に「 1MB 」を入力します。

4 割り当て位置に「 Beginning 」を選択します。

コントロールパネル

5 Reserved BIOS boot areaパーティションの設定を行い、「 Done setting up the partition 」を選択します。

コントロールパネル

6 続いてディスクの空き領域を選択します。

コントロールパネル

7 「 Create a new partition 」を選択します。

コントロールパネル

8 割り当て容量に「 250MB 」以上を入力します。

コントロールパネル

9 割り当て位置に「 Beginning 」を選択します。

コントロールパネル

10 /bootパーティションの設定を行い、「 Done setting up the partition 」を選択します。

コントロールパネル

11 残りのディスク空き領域はパーティションの設定項目を参照して設定します。

STEP 6パーティションの確認

1パーティションを設定し、問題なければ「 Finish partitioning and write changes to disk 」を選択します。

コントロールパネル

Reserved BIOS boot areaの警告

2TB以上のディスクアレイにシステムをインストールする場合は「 Reserved BIOS boot area 」が必要になります。
「 Reserved BIOS boot area 」を割り当てていない場合は次のような警告が表示されますので、パーティションの設定項目に戻って割り当てを行ってください。

コントロールパネル

STEP 7OSインストールの開始

1確認画面が表示されるので、問題なければ「 Yes 」をクリックしOSインストールを開始します。

コントロールパネル

OSインストールの開始を確認したら、リモートコンソールを閉じてOSインストールが完了するのを待ちます。

STEP 8OSインストールの完了

1OSインストール完了後、サーバは自動でシャットダウンされます。

このマニュアルに関連するサービス