ユーザについて
「さくらのマネージドサーバ」では、アカウントの種別が「初期アカウント」、「追加ユーザ」の2種類に分かれています。
初期アカウント
FTPによるファイル転送、メールの利用、SSHによるターミナルログインなど、サービスにおけるすべての機能をご利用いただけるユーザです。但し、ファイル共有(WebDAV)をご利用になる場合は、別途ご利用可能なユーザを追加する必要があります。
追加ユーザ
初期アカウントによって追加できるユーザです。それぞれに対して利用できる権限を分けることができます。
初期アカウントに与えられている権限
初期アカウントはサービスにおけるすべての機能をご利用いただけます。(ファイル共有(WebDAV)以外)
追加ユーザに与えられる権限
追加ユーザは、初期アカウントもしくは管理権限を持ったユーザによって任意に作成できるユーザです。追加ユーザ単体ではパスワードの変更しか行えませんが、それぞれに対して権限を付与することで様々な機能を利用することができます。
ユーザに付与できる権限は以下の通りです。
- 管理者
- 新たな管理者ユーザの発行やドメイン設定変更などの権限が与えられます。
- 準管理者
- 管理権限を持たないユーザの発行権限が与えられます。メールアドレスの発行のみを行うユーザを作成したい場合に適しています。(FTP転送の権限も付与できます)
- ウェブ管理者
- ウェブサイトの管理に特化した権限が与えられます。
- FTP利用者
- FTPによるファイル転送が可能になります。
- メール利用者
- メールの送受信が可能になります。ユーザの名称がそのままメールアドレスの一部になります。例えば、yamadaというユーザを追加した場合yamada@example.sakura.ne.jpが利用できます。
- ファイル共有(WebDAV)利用者
- ファイル共有(WebDAV)の利用が可能になります。
詳細については下記の表をご覧ください。
追加ユーザの必要性
本サービスでは初期アカウントを用いることで様々な設定を変更できますが、その強力な機能を持つ反面、複数人で操作するようなオペレーションには不向きといえます。限られた権限を持つユーザの作成することにより、関係者以外の不要な変更を防ぐことができます。