サーバのコンソール画面の操作をWeb上やVNC経由で行える「リモートスクリーン」機能に、キーボード入力時の配列設定として、従来の日本語キーボード配列に加えUSキーボード配列での入力に対応しました。
 
サーバ側のキーボード設定との不整合によりうまく文字が入力できない場合などにご活用いただけます。

USキーボード配列入力の有効化・無効化の方法

サーバのタグに「@keyboard-us」が付与されている場合に、リモートスクリーンでのUSキーボード配列入力が有効化されます。既存のサーバや新規作成時の設定有効化方法、設定済みサーバからの無効化方法は以下の手順で行うことができます。

●既存のサーバへの設定

サーバ情報の編集画面を開き、「@keyboard-us」ボタンを有効にした状態で更新ボタンをクリックし、設定を保存します。
 
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※「@keyboard-us」ボタンはサーバのタグに”@keyboard-us”を付与するショートカットボタンです。直接タグとして入力することも可能です。
 
設定後は、サーバを一旦停止(コントロールパネル上のステータスが”DOWN”の状態)後に起動の操作をすることで、リモートスクリーンでのUSキーボード配列入力が有効となります。サーバ内でのrebootコマンド等による電源停止を伴わない再起動では有効化されませんのでご注意ください。
 

●サーバ作成時の設定

今回の機能追加に伴い、サーバ作成画面に「@keyboard-us」ボタンを追加しました。こちらのボタンを有効にすると、タグに「@keyboard-us」が付与された状態でサーバが作成されます。
 
kbdus
 
サーバ作成後、初回の起動時よりUSキーボード配列入力が有効となります。
 

●機能の無効化

USキーボード配列が有効化されている(“@keyboard-us”タグが付与されている)場合、サーバ情報の編集画面を開くと「@keyboard-us」ボタンが有効化された状態となるので、このボタンをクリックして無効状態に変更し「更新」ボタンをクリックします。
 
設定後は、サーバを一旦停止(コントロールパネル上のステータスが”DOWN”の状態)後に起動の操作をすることで、リモートスクリーンでのUSキーボード配列入力が無効となります。
 

サーバ側の設定について

リモートスクリーンでのUSキーボード配列入力を行う場合、サーバ側のキーマップ設定の変更が必要となる場合があります。CentOS6系の場合は/etc/sysconfig/keyboardファイルを以下のように記述します。

KEYTABLE="us"
MODEL="pc105+inet"
LAYOUT="us"
KEYBOARDTYPE="pc"

 
設定後、サーバの再起動によりキーマップ設定が反映されます。コントロールパネル上での設定と共に必要に応じて設定を行ってください。
 
 

本日11月1日より「ブリッジ接続サービス」の提供を開始しました。
 
ブリッジ接続サービスは、異なるゾーンに存在するスイッチをそれぞれ接続するサービスです。これにより、複数のゾーン間でお客様のローカルネットワークを相互に接続することが可能となります。
 
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※さくらのクラウドでは、現在「第1ゾーン」と「第2ゾーン」の2ゾーンを提供しています
 

提供料金

ブリッジ接続サービスの提供料金は以下の通りとなります。
 

利用時間 税込料金
1時間 12円
1日 131円
1か月 2,625円

 
※別途、ブリッジ接続先となる各ゾーンのスイッチ利用料金が必要となります
 

ご利用の手順

コントロールパネルにおいて、以下の操作で設定します。
 

1. ブリッジ接続の作成

いずれかのゾーンのコントロールパネル画面より、上部のメインメニューで「ネットワーク」を選択し、左側のサブメニューで「ブリッジ接続」を選択します。ここでは作成済みのブリッジの一覧が表示されますが、新規に作成する場合は右上の「追加」ボタンをクリックします。
 
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ブリッジ作成画面が表示されるので、「名前」と「説明」(いずれも任意)を入力し、右上の「作成」ボタンをクリックします。
 
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2. スイッチへのブリッジ接続

ブリッジ接続を作成後、ブリッジを接続したいスイッチの詳細画面より設定を変更します。
 
上部のメインメニューで「ネットワーク」を選択し、左側のサブメニューで「スイッチ」を選択します。作成済みのスイッチ一覧が表示されるので、ブリッジを接続したいスイッチを選択し、左上の「詳細」ボタンをクリックします。
 
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スイッチの詳細画面が表示されるので、上部の「ブリッジ」タブをクリックしてブリッジ接続リスト画面を開きます。ここでは新たにブリッジを接続するので右下の「接続」ボタンをクリックします。
 
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接続したいブリッジの選択画面が表示されるので、ポップアップメニューでブリッジを選択し、「接続」ボタンをクリックします。
 
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他にブリッジ接続したいスイッチすべてについても同様にブリッジ接続の操作を行います。
 

3. ブリッジ接続の確認

作成済みのブリッジ接続については、ブリッジ接続のリスト画面からブリッジを選択し、「詳細」ボタンをクリックすることで詳細な情報の確認、名前や説明の変更を行うことができます。
 
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注意事項

ブリッジ接続サービスのご利用にあたり、以下の制限があります。
 
■ 「ルータ+スイッチ」のブリッジ接続はできません(「スイッチ」のみ接続可)
■ 異なるアカウントのスイッチ同士を接続することはできません
■ 1アカウントあたり4個まで申し込み可能です
■ 解約する際は全てのスイッチより切断されている必要があります
 
 
各ゾーンにリソースを分散させ耐障害性を高めた構成と利便性を両立させる「ブリッジ接続サービス」をぜひご利用ください。